【会社設立関連コラム】売るために重要なのは『これで生活が良くなる』という実感
日経MJより抜粋しています。
バルミューダ(東京都武蔵野市)が昨年11月に発売した空気清浄機「ジェットクリーン」(4万6800円)の高さは70センチ。最大出力に設定すると、うなりをあげて空気を側面から吸い込み、上部から吹き出す。やがて天井から壁を伝って部屋の反対側から風が循環するのを感じる。寺尾玄社長(39)は、清浄機というよりも「空気の掃除機」と表現する。
台東区のすばる会計事務所 広報担当ブログ
家電製品は多くの人が既に持っている。「売るために重要なのは販促や価格ではなく『これで生活が良くなる』という実感だ」。
清浄機で大手が競うイオン放出機能は「効果が確認できない」として一顧だにせず、集塵(しゅうじん)力に全精力を注いだ。毎分最大6千リットルを吸引し、細かく折り畳まれた全長8メートルのフィルターでホコリを除去する。花粉のような大きな粒子の捕捉力も高い。
もはや進化はないと思われた成熟市場に投じた一石。発案当初、周囲からは「やれるなら大手がやってるよ」との声も投げつけられた。生活家電はベンチャーが挑むには困難な分野に見えるが、寺尾社長は「デジタル化不能で、最後までアイフォーンに取り込まれない」と有望視する。
次に狙う市場は欧州。「消費者の理解力が高く、世界に通じるブランド力をつけられる」。昨年9月に独ベルリンの家電ショーに出展し、バイヤーらから好感触を得た。現地法人を設け、今春にも新風を吹き込む。
売るために重要なのは販促や価格ではなく『これで生活が良くなる』という実感。
まさにその通りだなあと思います。
高くても売れるものは売れる。
それが今の世の中ですから。
実はこの「ジェットクリーン」は先日のスマステーション、2013年ヒットランキングにもランクインしていました。
私も空気清浄機やらドライヤーやらにイオン機能のついた大手家電をもっていますが、はっきりいって今までイオン効果を体感したことはありません。
別にイオン機能などついていなくて良かったのですが、イオン機能のついていない大手家電がなかったから買ったまでです。
一般消費者が家電製品に求めるものは、
1. 機能がシンプル
2. 効果が強力(かつ消エネ)
3. ある程度乱暴に扱っても壊れない強度
4. デザイン性
ではないだろうかと私は思います。
その代表的な例はダイソン掃除機の爆発的ヒットではないでしょうか。
日本の大手家電製品は本当に高性能で高機能なのですが、使わない機能が多すぎる気がします。
電子レンジにあんなにたくさんの機能は要らないので、分数の書いたダイヤルと温めボタンだけの、取扱説明書いらずの家電が欲しいです。
ところで、4Kテレビ放送が今年の夏から開始されるそうですね。
さらに8Kなるものも出るとか。
地上波に無理矢理移行されたのもつい最近な気がしますが。
日本の家電メーカーを救うためにまた強制的に4Kに移行してしまうのでしょうか。
大手家電メーカーさん、売るために重要なのは『これで生活が良くなる』という実感、ですよ?